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髪の毛の構造

髪の毛の構造を縦断面、横断面とに分けて見ていきましょう。

縦断面から見た髪の毛の構造

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毛幹(もうかん),毛根(もうこん).毛球(もうきゅう),毛乳頭(もうにゅうとう),毛包(もうほう),毛母細胞(もうぼさいぼう)髪の毛は、右図のように皮膚の外に出ている部分(=毛幹[もうかん])と、皮膚の中にある部分(=毛根[もうこん])とに大別され、毛根の一番下の丸い部分を毛球[もうきゅう]と言い、毛球のへこみ部分を毛乳頭[もうにゅうとう]と言います。

通常、毛根の数は、増えたり減ったりすることはありません。その数は既に胎児の時に決まっています。

毛球には毛母細胞[もうぼさいぼう]と言う細胞があり、これが細胞分裂を繰り返すことにより、髪の毛は成長していきます。

もっと詳しく言うと、毛母細胞が細胞分裂を繰り返す過程で、ケラチンというたんぱく質が作られます。(爪や皮膚もケラチンからできています。)

そのケラチンが、徐々に髪の毛の上部に押し上げられることで、毛幹として皮膚の外に現れていきます。

ちなみに、ケラチンは約18種類のアミノ酸(シスチン、グルタミン酸、アルギニン、 グリシン、ロイシン、アスパラギン酸、セリンなど)が強く結合したもので、外部からの刺激(薬品、水、酵素、塩酸など)に対し、強い性質をもっています。

同じケラチンでできている皮膚が、髪の毛に比べ上記のような外部からの刺激に弱いのは、ケラチンを構成するアミノ酸の一つ「シスチン」の含有量が少ないことにあります。

横断面から見た髪の毛の構造

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右図のように髪の毛を上から見ると、中心から

(1)「毛髄質[もうずいしつ](=メデュラ)」
(2)「毛皮質[もうひしつ](=コルテックス)」
(3)「毛小皮[もうしょうひ](=キューティクル)」
とよばれる3つの層に分かれます。

ここで、それぞれの層について説明します。

毛髄質(=メデュラ)

多角形の髄細胞(=造血細胞)から成り立つ、髪の毛の中心部分にある層のこと。髪の毛などの細く柔らかい毛には髄質の占める割合は少ないですが、鼻毛などの太くて硬い毛には髄質の占める割合は多いです。

毛皮質(=コルテックス)

多くの角化繊維細胞から成り立つ、髪の毛の大部分を占める層のこと。角化繊維細胞はメラニン色素を含んでおり、その含まれるメラニン色素の量で、黒、ブロンド、白などの毛髪の色が決まります。毛染めやパーマなどが作用する部分はこの層です。

毛小皮(=キューティクル)

ウロコ状の硬い無色透明な細胞から成り立つ、髪の毛の一番外側にある層のこと。ウロコ状の細胞が、竹の子の皮のように根元から毛先に一方向に定まって重なっています。通常約4〜8枚の細胞が重なりあっており、目に見える部分はその約1/4程度です。

層と層の隙間は約0.1ミクロン程度で、毛染め剤、パーマ剤、トリートメント剤等はここから入り込み、毛皮質(=コルテックス)に行き渡ります。

また、ウロコ状の細胞が重なり合ってできた、のこぎりの刃のような形状のことを「小皮紋理[しょうひもんり]」と呼びます。逆立っている髪を根元に向かってとかす際、くし通りが悪いのはこのためですが、この形状が髪の毛を外部の刺激(摩擦、薬品等)から守る、丈夫な性質を与えてくれています。

キューティクル(=毛小皮)がしっかりとしている髪の毛には、

弾力性がある
艶がある
丈夫で簡単に切れない
枝毛がない

というような特徴が見られますが、

乱暴なシャンプーやブラッシング等による物理的損傷や、パーマ、カラーリング等による化学的損傷により、髪の毛の表面からキューティクル(=毛小皮)が剥離してしまうと、パサパサと乾燥した、弾力性および艶のない髪の毛になり、ヘアスタイルが崩れやすくなってしまいます。

さらにこの状態が悪化すると、キューティクル(=毛小皮)の内側にあるコルテックス(=毛皮質)が剥き出し、切れ毛や枝毛が見られるようになってしまいます。

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